今回のテーマは、「【兼業向け】1日25分の簡単なトレード手法」です。

忙しくて「時間がない」と悩んでいませんか。
長時間チャートに張り付くほど焦りや迷いが増え、判断を誤るリスクが高まります。
今日は、短い時間でも“同じ形だけを待つ”シンプル戦略を整理し、兼業のあなたが落ち着いて取り組める方法を解説します。
短時間ほど“その場の判断”に流されやすくなります。
だからこそ、事前に狙う形と手順を固定しておくことが重要です。
全体像を先に共有し、再現しやすい土台を整えます。
ここから、狙いどころと動き方を合わせます。
Contents
1.この“形”だけを狙う!エントリー手順の全体像
狙うべき典型的なパターンを一言でいうと
MAの順番が揃っているチャートを狙うのが最も戦いやすいです。
例えば買いなら上からMAが5,20,60,100の順番
空売りなら下からMAが5,20,60,100の順番の時にエントリーということです。
週足や月足で方向を確認してから、日足でエントリーという順番で行うべき根拠は、
最初に全体の流れを把握しないと流れに逆らったトレードをすることになるからです。
例えば全体の流れが下落なのに買いで攻めると最終的には下落に巻き込まれ損切か塩漬け株になってしまうからです。
エントリー前に損切り・利確ポイントを決めておくべき理由は、本番の相場では価格が動き、欲が出てしまい、感情的になって冷静な判断ができなくなるからです。
見送りの基準を明示して無理なエントリーを避ける具体的な方法はエントリー条件が揃っているかどうかを常に監視し、条件が揃っていなければ見送り。条件が揃う銘柄を見つけるか、揃うタイミングまで待つかです。
相場ではチャンスは何度も来るため、エントリー条件が悪いときは見送ればいいのです。
例えば買いのエントリー条件は100MAの上でかつ5MAの上に陽線が出たタイミングです。
空売りのエントリー条件は100MAの下でかつ5MAの下に陰線が出たタイミングです。
これ以外にもエントリーできる条件というのはあるのですが、ここではまずは分かりやすい方法で紹介しています。
投資歴1年目の時、絶好のチャンスだと思った銘柄がありました。急騰後の押し目、誰もが飛びつきたくなる場面です。
でも、5MAはまだ100MAの下。条件は揃っていない。
画面を閉じました。
その後、株価は私の予想通り…ではなく、さらに20%下落しました。もし入っていたら、損切りラインを割り込んでいたでしょう。
一方で、条件が完璧に揃った時の勝率は驚くほど高い。9984のソフトバン株の例でいうと、100MAの上で5MAを陽線が突き抜けた瞬間にエントリー。翌日には+8%。シンプルに、ただ「揃うまで待った」だけです。
不思議なことに、見送った回数が増えるほど、勝てる確率が上がっていく。「今日は取引しなかった」というのは、実は悪い事ではありません。
条件が揃わない日は、チャートを眺める時間ではなく、次の完璧な瞬間を待つ時間です。
基準を先に定めることで、余計な迷いを減らしやすくなります。
短い時間でも同じ型を繰り返せば、落ち着いて取り組む力が積み上がります。
2.なぜこの形が機能するのか?需給と心理の背景
形が機能する理由を知ると、ただのパターンが納得感を持った戦略に変わります。
大口投資家の動きや需給の偏りを理解することで、無理のない狙い方が見えてきます。一緒に整理していきましょう。
大口が個人を振り落とすために一時的な動きを作るのはなぜかというと、
より自分たちが有利な価格で玉を保有したいからです。
ただ、出来高が50万株以上あるような銘柄はそのようなことが出来にくいので
出来高のある銘柄を選んでいくと安心です。
出来高の少ない銘柄は大口に自由に動かされやすいので注意が必要です。
なぜ個人が飛びつきやすい場面を狙われるのかというと、
大口は下で仕込みを入れているので個人が高値で飛びつき買いをしたときに買いをぶつけて逃げたりすることがあります。
ただ、先ほども言った通り出来高のある銘柄であればこれは起こりにくいので
出来高が1日50万株以上ある銘柄を選んでください。
需給が整った後の反動を利用する流れを具体的に説明すると
例えば、大きく下落したとします。
この時は売りが多いので下落しています。
だんだん売り玉が減るので下げ止まります。
長く横ばいを形成します。横ばいを形成するということは需給のバランスは
売りから均衡状態に変化しています。
ここから買い側に需給が傾く瞬間は、下値が切りあがった時です。
この時に買いを入れれば効率よく上昇を狙いに行くことができます。
まとめると横ばいの後の下値切り上げ。
ここが買いの狙い目です。
ただ、相場の世界では100%というのは存在しないので
常に過信妄信せず逆方向に動いたときには逆の玉を入れて凌いでいくシナリオを持っておく必要があります。
想定シナリオの逆に動いたら即損切りで終わらせるのではなく
逆に動いたとき用のシナリオを使い、それで立ち回ることが大事です。
株の売買始めたての、あの日のことは今でも鮮明に覚えています。
寄り付き直後、保有株が突然急騰。+15%。心臓が高鳴りました。「このまま持っていれば、もっと上がるかも」
ところが、5分後。あっという間に-8%へ急落。
私は大口の「振り落とし」に巻き込まれていたのです。大量の買いで個人投資家を誘い込み、高値で売り抜ける。教科書通りの手口でした。
まだ、知識も浅く出来高の薄い選んでしまったいた時でした。
悔しさで画面を睨みながら、気づいたことがあります。
これらの銘柄は急騰することもありますが、
出来高の少ない動かしやすい銘柄には絶対に乗ってはいけないということです。
結局、出来高が少ないと上がっても売れないので
保有するメリットはないんです。
今では、あの損失を「授業料」だと思って、それ以降は出来高が50万株以上あるテクニカルの効きやすい銘柄を選んでいます。そのお陰でギャンブルトレードはしないので着実に増やすことができています。
大口の動きを理解すると、個人投資家がなぜ振り回されるのかが見えてきます。
仕組みを知ることで、短時間でも落ち着いた判断ができるようになります。
3.チャートで完全解説!具体的なエントリー方法
理論を踏まえたうえで、実際のチャートを見ると学びが深まります。
成功した例と、あえて見送った例の両方を見ておくと、自分で判断するときの不安を減らせます。一緒に確認していきましょう。
典型的なチャートの成功パターンは
例えば買いのエントリー条件は100MAの上でかつ5MAの上に陽線が出たタイミングで買うこと、
空売りのエントリー条件は100MAの下でかつ5MAの下に陰線が出たタイミングで空売りすることです。
見送りが妥当になる場面やチャートの動きは
エントリー条件が揃っていない時です。
例えばここでけ条件が揃っていない、とかあともう少しMAが上向いてくれたらな、などのパターンもあるかと思います。
こういう時も全部見送ります。
最初の内は条件に合わなければ全部見送り、勝ちやすい場面に絞って成功体験を積んでいった方が良いのです。
利確・損切りポイントを事前に置く手順は
最初に利確・損切りを事前に設定するわけではないのですが、
例えば買い玉の利確なら9本目上昇した辺りで利確を考える。
20MAを陰線割れしたら損切する。と決めておくということです。
エントリーに失敗した場合の撤退すべきルールは
想定していたシナリオが崩れ、全く想定と違う動きをした場合は即撤退してください。
それでずるずるその銘柄を戦っても上手くいきません。一旦逃げて別の銘柄を探しましょう。
朝9時5分。チャートを開いて、わずか30秒で決断しました。
100MAの上、5MAを陽線が力強く突き抜けている。条件は完璧。クリック一つでエントリー。2日後の終値の+12%で利確。
「迷わなかった」から勝てたんです。
でも、その更に2日後。同じ銘柄が再び動き始めました。
私はチャートを見て、画面を閉じました。
5MAは上向きだけど、100MAのすぐ下。条件は「ほぼ」揃っている。でも「ほぼ」は「揃っている」じゃない。
案の定、その銘柄は翌日から調整に入りました。
不思議なことに、判断に時間がかかる時ほど、結果は悪い。迷う時点で、答えは「No」なんです。
プロの判断は、複雑じゃない。チャートが教えてくれる答えを、素直に受け取るだけ。
あなたのチャートは今、何と言っていますか?条件が揃っているなら、もう答えは出ています。
実際の場面をイメージできると、再現の不安が薄れていきます。
成功と見送りの両方を学ぶことで、短時間でも自信を持って判断できるようになります。
今日の内容を実践すれば、短時間でも迷わず取り組める25分運用の基準を持てる状態につながる可能性があります。
チャートの基礎を甘く見ている人と、今日から意識して学び直した人――この差は、数ヶ月後に大きな差として現れることがあります。
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繰り返しになりますが、このブログや公式LINEは学習・情報提供を目的としており、利益や勝率の再現性をお約束するものではありません。
売買にあたってはリスクをご理解のうえ、ご自身の責任で慎重にご判断ください。
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