逆行に振り回されない!流れに合わせるエントリー設計

今回のテーマは、「逆行に振り回されない!流れに合わせるエントリー設計」です。

入った瞬間に逆へ動く——あの悔しさは多くの人が経験します。
その裏で、個人の注文が“狙われる”流れが働いている場合があります。
構造を理解しないままでは、同じ場所で資金を失いがちです。


この記事を最後まで見れば、その流れを読み取り、優位に動くためのヒントが得られます。

Contents

逆行の背景

短時間ほど“その場の判断”に流されやすくなります。
だからこそ、事前に狙う形と手順を固定しておくことが重要です。
全体像を先に共有し、再現しやすい土台を整えます。
ここから、狙いどころと動き方を合わせます。

「なぜあなたの予想は裏切られるのか?」逆行が起こる4つの真実

あなたは、こんな経験がありませんか?
「よし、ここで上がる!」と思って買った瞬間、価格は逆に下がり始める。
「もう下げ止まりだろう」と思った場所で、さらに売り込まれる。

これは、あなたの予想が間違っているわけではありません。
実は、市場には「逆行が起こるべくして起こる」仕組みが存在するのです。


今から話す4つの真実を知れば、あなたは「狩られる側」から「仕掛ける側の視点を持つトレーダー」へと変わることができます。

真実①

お金は「人が集まる場所」に流れ込む。


市場には見えない磁石があります。それが「注文が密集している価格帯」です。

想像してください。

1,000円、1,010円、1,020円…それぞれの価格に、何千、何万という買い注文・売り注文が待ち構えています。
価格は、最も注文が厚い場所へ吸い寄せられるように動くのです。


なぜか?

それが最も効率よく大量の取引を成立させられる場所だから。

まるで人混みの中を進む水の流れのように、価格は「抵抗が少ない道」を選びます。


あなたが「上がる」と思った場所の少し上に、大量の売り注文が待ち構えていたら?
価格はそこまで到達し、そして反転するのです。

真実②

トレンドの節目は「罠」が仕掛けられている。


チャートを開いたとき、あなたの目に飛び込んでくる「あの場所」。

トレンドラインのタッチポイント
過去の高値・安値
サポート・レジスタンスライン

そこには、プロたちの「仕掛け」が待っています。
なぜなら、トレンドの継続点や転換点は、全てのトレーダーが注目する場所だから。

個人投資家も、機関投資家も、同じポイントを見ている。だからこそ、そこには膨大な注文が集中します。
上昇トレンドの押し目?そこには買い注文が山積み。
下降トレンドの戻り?そこには売り注文が層をなす。


そして大口は知っています。
「その注文を全て刈り取れば、大きな利益を得られる」ということを。


価格がギリギリそのラインに触れて、あなたが「よし、ここだ!」と思った瞬間——逆行が始まります。それは偶然ではなく、必然なのです。

真実③

「キリの良い数字」はあなたを裏切る。

990円から1,000円へ。4,950円から5,000円へ。
人間は、キリの良い数字に安心感を覚える生き物です。


「1,000円で買おう」
「5,000円まで上がったら売ろう」
「10,000円は心理的な節目だから、そこまでは上がるはず」


この思考こそが、逆行の温床です。
なぜなら、個人投資家の90%以上が同じことを考えているから。キリの良い価格帯には、想像を絶するほどの注文が集中します。


そしてプロのトレーダーは、その「見えている罠」を利用します。
1,000円手前で売り浴びせ、個人の買い注文を全て飲み込んで反転させる。
5,000円到達前に利確の波を起こし、「まだ上がる」と信じる人たちを置き去りにする。

キリの良い数字は、安全地帯ではなく、戦場です。

真実④

流動性という「狩場」

最後に、最も重要な真実をお伝えします。
大口投資家は、流動性が高い場所でしか動けません。
なぜか?彼らが扱う資金は膨大です。数億、数十億、時には数百億円。そんな巨額の注文を、誰にも気づかれずに約定させるには、取引が活発な場所が必要なのです。
そして流動性が高い場所とは?

注文が集中している価格帯
トレンドの節目
キリの良い数字の周辺

つまり、今まで話してきた全ての要素が重なる場所です。
そこは大口にとって、最高の「狩場」。
個人投資家の注文を一網打尽にし、価格を自在に動かせる場所。
あなたが「ここは安全だ」と思った場所こそが、実は最も危険な場所なのです。

最後に:あなたは今、どう動きますか?

この4つの真実を知った今、あなたには2つの選択肢があります。
①今まで通り、罠にかかり続ける側でいる。
②大口の視点を持ち、逆行を利用する側に回る。


逆行は、敵ではありません。市場の本質です。
この仕組みを理解した瞬間から、あなたのトレードは変わり始めます。
チャートが違って見えるようになります。
「なぜ今、この動きをしたのか」が、手に取るように分かるようになります。


【具体的なエピソード】
前回高値1,200円。誰もが意識する節目でした。
私も「ここを抜けたら急騰する」と信じてエントリー。

でも、1,198円で反転。見事に逆行に巻き込まれました。


その夜、チャートを見返して気づいたんです。
あの節目には、私と同じように「抜けたら買おう」と待つ人が何千人もいた。

つまり、大口から見れば「ここで仕掛ければ、確実に個人投資家を振り落とせる」絶好のポイントだったわけです。



それ以来、節目の見方が変わりました。
「みんなが注目する場所」は、今や私にとって「危険地帯」。

逆に、誰も見ていない静かな場所でエントリーし、節目付近は利確として使うようにしています。
結果的にかなり上手くいっています。


注文の溜まり方を理解すれば、逆行は偶然ではなく必然と見えるようになります。
視点を変えれば、次の一手を冷静に選べるようになります。

大口投資家の視点

次に、大口投資家の視点から相場を見てみましょう。

大量の資金を動かす立場になれば、個人の逆を突くことが合理的に映ります。
その仕組みを理解することで、狩られる側から抜け出す道筋が見えます。

大口投資家の思考回路——彼らは相場をこう見ている

もしあなたが、100億円を運用する立場だったらどうしますか?


個人投資家みたいに「よし、ここで10万円買おう」なんて気軽にはいきません。

100億円を一気に買おうとしたら、価格が暴騰して自分で自分の首を絞めることになる。
だから大口は、違う戦略を取るんです。
その戦略を知れば、「なんでいつも自分が買うと下がるんだ…」の答えが見えてきます。

大口は「みんなが注目する場所」で仕掛ける。
大口が資金を動かせる場所って、実は限られてるんですよ。

なぜなら、大量の注文を約定させるには、取引が活発な場所じゃないとダメだから。閑散としたところで100億円分売ろうとしても、買い手がいない。


じゃあ、取引が一番活発になるのはどこか?
高値更新の瞬間です。


株価が過去最高値を更新した瞬間、何が起きると思います?

個人投資家が一斉に飛びつくんです。「よし、ブレイクアウトだ!まだ上がるぞ!」って。
テレビのニュースでも取り上げられる。SNSでも話題になる。出来高が爆発する。

大口からすれば、これ以上ない「売り場」なんですよね。
高値更新付近には、個人の買い注文が山のように積み上がってる。そこに大口が売りをぶつければ、一瞬で大量の株を捌ける。しかも高値で。
他にも仕掛けやすい場所があって。

大きな節目を突破した直後(1000円、5000円など)
好材料が出た直後の急騰局面
上昇トレンドが加速してる場面
出来高が急増している時間帯

要するに、「みんなが買いたくてウズウズしてる場所」。そこが大口の狩場なんです。

個人の注文が溜まる場所で、売りをぶつける仕組み

もう少し具体的に見ていきましょう。
例えば、株価が900円から950円まで上昇してきて、過去の高値1000円が目前に迫ってるとします。
このとき、個人投資家の心理ってどうなってると思います?

「1000円突破したら買おう」
「1000円超えたら本格的な上昇トレンドだ」
「1000円で指値買い入れとこう」

つまり、1000円付近には買い注文が大量に待ち構えているわけです。


大口は、この状況を利用します。
まず、自分たちも買いを入れて、株価を1000円まで持っていく。

すると個人の買い注文が次々と約定して、株価は1010円、1020円とさらに上昇する。
「よし、ブレイクした!」って個人がさらに買い増す。出来高も爆発。
このタイミングで、大口は持ってた株を全部売るんです。

個人が「まだ上がる!」って喜んで買ってる最中に、大口は利益確定して撤退。

気づいたら株価は急落して、個人投資家だけが高値で掴まされてる。

この仕組み、分かります?
大口は個人の心理を読んで、「ここに注文が溜まってるな」ってポイントで逆の注文をぶつけてくるんです。みんなが買いたい場所で売る。

みんなが売りたい場所で買う。

だから、「みんなと同じタイミング」で動くと、カモになるんですよ。

なぜ大口はわざわざ逆行を作るのか。

ここまで読んで、「大口ってひどいな」って思いました?
でも大口からすれば、これ悪いことじゃないんです。むしろ必要なことなんです。


理由は3つあります。

理由①:大量の株を売買するため。

100億円分の株を売りたいとき、買い手がいないと売れないんですよ。だから、わざと価格を上げて個人投資家に「今がチャンス!」って思わせる必要がある。逆に買いたいときは、価格を下げて「もうダメだ、売ろう」って思わせる。

理由②:平均取得単価を有利にするため。

例えば大口が1000円で買い集めたいとき、一気に買うと価格が上がっちゃう。だから一度1050円まで上げておいて、そこから売り浴びせて980円まで下げる。そこでまた買い集める。こうすることで、平均単価を下げられるんです。

理由③:ポジションを隠すため。

大口が「これから買い集めます」って分かったら、みんな先回りして買っちゃうじゃないですか。

だから、わざと下げて「下降トレンドだ」って思わせながら、実は底値で仕込んでる。逆もしかり。


つまり、逆行って大口にとっては「戦略」なんですよ。
個人を騙そうとしてるわけじゃなくて、大量の資金を効率よく動かすための、合理的な手段。
これを理解すると、逆行が怖くなくなります。

「ああ、大口が仕掛けてるだけか」って冷静に見られるようになる。

飛びつくと巻き込まれる、シンプルな理由。

で、ここが一番大事なんですけど。
なんで「すぐ飛びつく」とダメなのか
答えはシンプルで、飛びつくタイミングが、大口の売り場だからです。


考えてみてください。
高値更新した瞬間、あなたは何を考えます?

「よし、買いだ!」ですよね。

でも、その瞬間に考えてるのは、あなただけじゃない。何千人、何万人の個人投資家が同じこと考えてる。


そして大口は、それを待ってるんです。
「さあ、みんな飛びついてこい。俺たちはここで売り抜けるから」って。


実際、高値ブレイク後に買った人の勝率って、めちゃくちゃ低いんですよ。なぜなら、そこが大口の出口だから。
じゃあどうすればいいのか。

待つんです。

高値更新を見ても、すぐには動かない。どこまで上がるか見届ける。

で、上昇が止まって、少し下げてきたところで「ああ、大口が売ったな」って確認する。


その後、価格が落ち着いて、本当にサポートされるポイントまで下がってきたら、そこで初めて入る。
これだけで、巻き込まれるリスクは激減します。


飛びつきたくなる気持ちは分かります。私も何度も失敗しました。

でも、焦って入って損するくらいなら、見送った方がマシなんですよね。
チャンスは毎日来ます。焦る必要はないんです。

大口の思考を知れば、見える景色が変わる。

ここまで読んで、何か気づきませんでした?

大口って、別に神様じゃないんですよ。ただ、資金量が多いから、違う戦略を使ってるだけ。
そして、その戦略はパターン化されてる。

みんなが注目する場所で仕掛ける。
個人の注文が溜まってるところで逆を突く。
逆行を作って有利なポジションを取る。
飛びついた個人を巻き込んで利益を得る。

このパターンが分かれば、もう怖くない。

次に高値更新を見たとき、あなたは飛びつかないはずです。

「ああ、これ大口の罠かもな」って冷静に観察できるはず。そして、本当のチャンスが来るまで待てるはず。

大口と同じタイミングで動く必要はないんです。

むしろ、大口が動いた「後」に、落ち着いたポイントで入る方が安全。
狩られる側から抜け出す道は、そこにあります。


【具体的なエピソード】
株始めて1年目のある朝、
寄り付き前、気配値は大きく上昇していました。

「これは来る!」
開始と同時にエントリー。最初の3分間で+8%。画面に釘付けでした。


ところが、9時5分。突然の大量売り。
わずか2分で-12%へ急落。損切りラインを一瞬で突き抜けました。


その後、何事もなかったように株価は戻り始める。

でも、私はもう持っていない。

あれは「振り落とし」でした。大口が朝一で買い煽り、個人投資家を高値で飛びつかせ、一気に売り抜ける。教科書通りの手口です。
悔しさで手が震えました。
でも、その経験が今の私を作っています。

寄り付き直後の異常な動きには、もう近づかない。

大口の罠が見えるようになったからです。



やられた経験は、授業料。気配で戦うのをやめて大口が仕掛けにくい株を戦うことにしています。


大口が仕掛けにくい株とは出来高が50万株以上ある動かしにくい株のことです。


大口の視点を知ることで、なぜ逆行が起こるのかを冷静に説明できるようになります。
敵視するのではなく、市場の仕組みとして理解することが大切です。

逆行を利用する実践プラン

大口の仕掛けは、痕跡としてチャートに残ります。
それを見抜くことで、逆行を不安ではなく学習の材料に変えられます。


次に、その痕跡を使ったシンプルなプランを整理します。

大口の痕跡、実は丸見えなんですよ。

逆行に遭ったとき、正直ムカつきますよね。
「なんでここで下がるんだよ…」って。私も何度も思いました。というか今でも思います。
でもね、ある日気づいたんです。大口って、めちゃくちゃ痕跡残してるんですよ。

長いヒゲ見たら、それが答え。


チャート見てて、異様に長いヒゲ出てること、ありません?
例えば、グイーンって1200円まで上がったのに、最終的には1100円で終わってる。上に100円分のヒゲがビヨーンって伸びてる状態。
これ、何が起きたと思います?
大口が高値で買いたい人の注文を全部食って、そこから一気に売り浴びせたんですよ。

「はい、ごちそうさまでした」って。
下ヒゲが長い場合は逆。

安値で売りたい人の注文を全部受け止めて、そこから買い上げてる。
で、他にも分かりやすいサインがあって。


出来高がいきなり爆発してたら、それも大口が動いた証拠です。

普段の3倍とか出てたら、もう間違いない。

あとは、陽線や陰線が5本も6本も連続で出てるときとか。

普段の2倍くらい値幅が広がってるときとか。

こういうの見つけると、「ああ、ここで大口が仕掛けたんだな」って分かるようになります。

窓って、実は大口のメッセージ。
朝起きてチャート見たら、前日1000円だったのに今日1080円からスタートしてて。間に隙間がポッカリ空いてる。
これ、窓って言うんですけど。
初心者の頃って、この窓が怖いんですよ。「えっ、何これ」って。
でも慣れてくると、この窓がめちゃくちゃ情報くれてることに気づきます。


上に窓開けたってことは、大口が「まだ上がるぞ」って思って、高値でも買い集めてるってこと。

ただし、窓開けてすぐ下がり始めたら罠の可能性高いです。気をつけて。


下に窓開けたら、大口が「まだ下がる」って見てる。でも、その窓を埋めに来る動きが出たら、反転のサインかも。


あと重要なのが、窓を埋めるスピード
数時間とか1日で埋めに来たら、それだけ反発力が強いってこと。

逆に、窓が何日も放置されてたら、トレンドが本物の可能性が高い。


窓って、大口が「ここから本気出すわ」って言ってる場所なんですよ。

見つけたからって飛び乗っちゃダメです。


「よし、長いヒゲ見つけた!窓の意味も分かった!買いだ!」
…って、ちょっと待って。

ここで飛び乗ると、だいたい高値掴みするんですよ。

私も最初そうでした。

プロがやってるのは、「戻り待ち」です。
具体的に言うと、まず長い下ヒゲと出来高の急増を見つける。「お、大口がここで買い支えたな」って判断する。


でも、そこですぐエントリーしない。
価格が一回、そのヒゲの真ん中くらいまで戻ってくるのを待つんです。

なんでかっていうと、大口が買った価格に近づけば、そこがサポートになるから。

焦って高値で買う必要ないんですよね。


で、戻ってきたところで、小さい陽線が出るとか、出来高が増えるとか、反発の兆しが見えたら、そこで初めて入る。

損切りは、下ヒゲの一番下のちょい下に置いとく。

これが、勝ってる人と負けてる人の違いかなって思います。

負けてる人は見つけた瞬間に入っちゃう。

勝ってる人は、いい価格が来るまでじっと待ってる。

「逃げろ」のサイン、見逃すとマジでヤバい。
痕跡見つけて、戻り待って、エントリーした。
でも、市場って思い通りに動かないんですよね。だから、撤退のサインを知っておくのが大事。


まず、窓埋めが何回も失敗してるとき。上窓開いたのに、2回も3回も埋めに来る動き。

これ、買いの力が弱いってことなんで、要注意。

次に、ヒゲの中で価格がウロウロしてるとき。長いヒゲ出たのに、その範囲内で何日もモタモタしてる。

大口が買い支えたはずなのに上がらないってことは、もう撤退してる可能性ある。


あとは、出来高が少ないのに価格だけ動いてるとき

これ、見せかけの動き。大口が参加してない証拠です。


そして一番大事なのが、想定してたサポートをガツンと割ったとき

下ヒゲの最安値を、デカい陰線で割り込んだら、もうそこはサポートじゃない。

迷わず損切りです。

勝つことも大事だけど、負けを小さくすることも同じくらい大事。撤退って、負けじゃないんですよ。次のチャンスのための準備。

結局、待てる人が勝つ


ここまで読んで、「こんな条件揃うの待ってたら、チャンス逃すじゃん」って思いました?
私も最初そう思ってました。


でもね、実際のプロトレーダーって、ほとんど何もしてない時間の方が長いんですよ。
完璧な痕跡が出るまで待って、最適な価格が来るまで待って、確認のサインが出るまで待って。

この「待つ」が、一番リスク避けられるんです。

考えてみてください。焦って入って損するのと、じっくり待って確実性高いところで入るのと、どっちが資金増えます?
市場って、毎日開いてるんですよ。チャンス1回だけじゃない。
今日いいセットアップなかったら明日待てばいいし、明日もダメなら来週待てばいい。

待てる人が、最後に残ります。


【具体的なエピソード】
ある銘柄の板を見ていた時、違和感がありました。


売り板が薄いのに、株価が上がらない。むしろ、小さな売りで押し下げられている。

「これは…」

出来高を確認すると、静かに大口の買いが入っている痕跡。

見せ板で株価を抑えながら、下で大量に仕込んでいるパターンでした。

私は待ちました。

大口が買い終わるまで。


そして、売り板が急に消えた瞬間。

条件も揃っていたので、すぐにエントリー。


翌日から株価は一気に上昇。+18%で利確しました。



大口は敵じゃない。彼らの足跡を追えば、同じ船に乗れる。

出来高、板の動き、不自然な値動き。

その小さな違和感こそが、次の大きな波を教えてくれるサインではあるのですが、
これは難しいのであまりお勧めしないです。
初心者は出来高の多い銘柄で戦った方が安全でかつ負けが少ないです。


大口の痕跡を読むことで、逆行を利用した落ち着いた判断が可能になります。
待つ力が、結果的に有利なトレードへとつながります。

狩られる側から抜け出すために

最後に、逆行の原因を「自分で説明できる力」を持つ重要性をまとめます。

逆行を説明できる力が、トレーダーとしての分岐点になる。


「また逆行に遭った…」
このセリフ、何回言いました?

私も数え切れないくらい言ってきました。

でもある時から、言わなくなったんです。理由が分かるようになったから。

大口の動きが見えると、感情が消える。

逆行に振り回される人と、冷静でいられる人の違い。

それは「なぜ逆行したのか説明できるかどうか」です。

説明できない人は「なんで下がるんだよ…運が悪かった」って感情的になる。


でも大口の動きが見える人は違う。

「ああ、高値更新で個人が飛びついたタイミングで、大口が売り抜けたんだな」って冷静に分析できる。

同じ逆行でも、受け止め方が全然違うんですよ。この差が、1年後、3年後の結果を大きく変えます。

インジケーターより、痕跡を読め

トレード始めた頃、インジケーター入れまくりません?

移動平均線、RSI、MACD…チャートがカラフルになって上手くなった気がする。
でも結果出ます?私は出ませんでした。

ある日、全部消して残したのは3つだけ。

ローソク足、出来高、価格の動き。
すると見えてきたんですよ。大口の痕跡が。長いヒゲ、出来高の急増、窓の開き方。

これだけで十分なんです。


インジケーターは「過去の価格」を加工してるだけ。

でもヒゲや出来高は「今、実際に起きたこと」をそのまま映してる。

どっちが信頼できるか、明白ですよね。

シンプルに痕跡を読む。

これができると、ノイズが消えて本当に重要な情報だけが見えてきます。

何度も見返すことで、目が育つ。

「一回理解したからOK」じゃないんですよ。

トレードはスポーツと同じで、反復練習が必要。
過去チャートを何度も見返す。

「ここで大口が入った」「ここで個人が狩られた」って確認する。これを繰り返すと、パターンが体に染み込んでくる。


「あ、この形見たことある」「ここで飛びついたら前回損したから、今回は待とう」


経験値が、判断を助けてくれるんです。

積み重ねるほど、トレードが安定する。

説明できるようになったら、もう初心者じゃない。

もし今、誰かに「なんで逆行が起きるの?」って聞かれたら、答えられますか?


「大口が個人の注文が溜まる場所で逆を仕掛けるから」

「ヒゲや出来高に痕跡が残ってる」

こう説明できるなら、もう初心者じゃないです。

ここからが本当のスタート。
今日から、インジケーター消して、ヒゲと出来高だけ見てください。過去チャート開いて、大口の痕跡を探してください。
その積み重ねが、1年後のあなたを作ります。


【具体的なエピソード】
株を始めて3カ月目の時の話です。

私は、今のようにチャートオンリーの戦い方をしていませんでした。


大口の動きを意識していました。
大口を意識し始めてから、いつも見ている同じチャートが、まったく違って見えたんです。

ある銘柄が急騰している。

以前なら「乗り遅れる!」と飛びついていた場面。

でも今は違う。
「この出来高の増え方、個人じゃない」
「この板の厚み、見せ板かもしれない」

冷静に観察していると、案の定。高値で大口が売り抜け、株価は急落しました。

私は、画面の前で静かに微笑んでいました。
飛びつかなかった。罠が見えた。


相場は変わっていません。

変わったのは、私の目です。


大口ではなくても、同じトレードをやっている人はどこに損切を置くか、利確を置くか、どこで玉を拾いたいかなどを考えていくとあなたも同じ感覚を味わうことができるようになると思います。


大口を理解すれば、逆行を恐れるよりも利用できる視点が得られます。
今回の学びを重ねれば、落ち着いた判断力が育っていくでしょう。

今回の内容を実践すれば、大口の流れに振り回されにくくなり、より有利な判断につながっていきます。
“検証を続けたかどうか”が、数ヶ月後の差を大きく左右します。
基礎と検証を積み上げ、狩られにくいエントリーへ進化させていきましょう。

ここで少しお知らせです。私の公式LINEでは、ノウハウ資料やチェックリストなどを無料配布しています。

では、配布している内容をかんたんにご紹介します。

まずは全7ステップの学習プラン
「何から始め、どの順で身につけるか」をチェックリストで見える化しています。
なお、金額や勝率は相場環境や資金管理で大きく変わるため、数値は学習の目安としてお使いください。


続いて、私自身の過去の成績例と取引プロセスも公開しています。
当時の期間・相場局面・資金規模など、前提条件や証跡を添えて解説します。

また、「練習ではできるのに本番で崩れる…」という方に向けて、3ヶ月を目安に取り組める実践的な練習方法も用意しました。
小さな課題を積み上げ、振り返りフォーマットでご自身の癖を可視化していきます。


あわせて、期待値や損益比の設計にも触れます。
どこで負けを受け入れるかを先に決めておくための考え方です。

魔法の手法はありませんし、損失リスクは常に存在します。

配布物については、以前の有料教材から重要パートを抜粋し、無料の学習資料として一部提供しています。


また、公式LINE登録者向けにKindle書籍の無料配布も行っています。
内容や配布の有無・期間は随時更新されますので、最新情報はリンクをご確認ください。

繰り返しになりますが、
この記事や公式LINEは学習・情報提供を目的としており、利益や勝率の再現性をお約束するものではありません。
売買にあたってはリスクをご理解のうえ、ご自身の責任で慎重にご判断ください。

気になる方は、リンクから公式LINEの詳細をチェックしてみてください。

このチャンネルは、株を始めたばかりの方が学びながら成長していくための場所です。


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コメントをいただけると、とても励みになります。
コメント欄には、感想や「気になるテーマ」「今抱えている疑問」なども気軽に書いてください。
皆さんからの声が、次の企画を作る大きなヒントになります。


ここに来てくださったあなたは、もうただの視聴者ではなく学び合う仲間です。
一緒にマーケットを学びながら、より長くトレードを続けられる力を少しずつ育てていきましょう。


それでは、また次の記事でお会いしましょう。

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