こんにちは、株タンです。
今回は新企画 『株タン先生の株トレード相談室』です。

私の受講生から特によく寄せられる質問にお答えしていきます。
そして今回のテーマは、“エントリーのタイミングで失敗してしまう悩み” です。
これは多くのトレーダーが一度は通る道で、視聴者の皆さんにとっても学びになるはずです。
こうした失敗はできるだけ早めに理解して、次からはトレードを磨くことに集中していきましょう。
それでは一つ目のご相談から見ていきます。」
Contents
1.買った株がことごとく下がる
「ニュースやSNSで話題になっていた銘柄を見て、“中期でも伸びそうだ”と感じ、翌日から保有を始めました。
ところが数日間は思ったよりも勢いが続かず、じわじわ評価が悪化。
『一時的な調整だろう』と都合よく解釈して判断を先延ばしにした結果、身動きが取りにくい状態に。
振り返ると、より長めの流れや直近の勢いの強さを十分に確かめず、“話題性”に引っ張られて決めてしまっていました。
私はどこを確認しておけば、いらない損を避けられたんでしょうか?」
ニュースや話題性だけに頼る判断のリスクは、利確ポイント、損切ポイントが不透明で全ての判断が他社依存であるというところにあります。
ニュースや話題性の銘柄は勝つために株で利益を上げるために告知しているものでもありません。
なので我々のようなチャートだけで判断している層とそもそも判断基準も違うわけです。
また、ニュースや話題性がある、イコール、上昇するというわけではありません。チャートが良くなければ上昇は継続しないのです。
なのでニュースや話題性だけで売買する場合はその点に注意する必要があります。
ただ、私はそのような売買のやり方は全くお勧めしません。
チャート判断だけの方が勝ちやすいからです。
例えばニュースや話題性でその銘柄の存在を確認し、チャーチがよく、エントリーの条件に該当した場合のみ、損切と利確位置を決め売買するのはありだと思います。
情報の熱量と実際の値動きをどう見比べるかは、
話題と株価の関係:
テレビやネットで大きく話題になる株は、すでに価格が上がり切っている場合が多いです。「みんなが知った時がピーク」という法則があります。
簡単な見比べ方:
売買量をチェック: 話題の割に取引が少ないなら要注意
値動きの様子:
急に上がった後、すぐ下がる株は危険
ニュース前後の比較:
良いニュースが出る前から上がっていたら遅い
周りの反応:
友人や家族も知っている株は買い時を逃している可能性大
気をつけるポイント:
大きなニュースが出た時ほど冷静になる
「今買わないと損する」という気持ちは危険信号
初心者へのアドバイス:
話題になっている株は少し様子を見て、熱が冷めてから本当の価値を判断することが大切です。
大前提でチャートテクニカルが微妙であれば過度に注目されている銘柄でもそもそも売買対象外にしてください。
事前に確認しておくべき視点(長めの流れ・直近の勢い・位置関係 など)について3つのポイントをお伝えします。
- 長い期間の流れ(全体の方向)
週足株価チャートを見て、全体的に上がっているか下がっているかを確認します。買い玉にとって右上がりなら良い流れ、右下がりなら悪い流れです。川の流れと同じで、上流から下流への大きな流れに逆らわない方が安全です。 - 最近の勢い(元気があるか)
直近1〜2週間の動きをチェックします。毎日少しずつでも上がっているか、取引量が増えているかを見ます。人気が出始めているサインを見逃さないことが大切です。 - 今の位置(高いか安いか)
過去1年の最高値と最安値を確認し、今の株価がどの辺りにあるかを把握します。最高値近くなら「高値つかみ」のリスク、最安値近くなら「お買い得」の可能性があります。
まとめ: この3つを確認することで、「良いタイミング」で株を買う確率が格段に上がります
2.エントリーすると逆に行く事が多い。
「週末に全体の流れを見直し、『上向きが続くなら乗りたい』と考えて、週明けに“条件が整ったように見えた”タイミングで保有を始めました。
ところがその後2〜3日で上値が重くなり、思ったほど伸びないまま押し戻される展開に。
迷った末に手放したところ、さらに数日後に持ち直していくのを見て、
『あのとき我慢すべきだったのか、それとも判断は正しかったのか』と自信をなくしました。
今思うと、短期の揺れと中期の流れの切り分け、そして自分の許容範囲の決め方が曖昧でした。
私のスイング設計で、何を足せば“逆行に振り回されない”立ち回りになったでしょうか?」
数日の上昇後、すぐに下落する場合の考え方についてお伝えすると、
買い玉保有中に数日で伸びなくり、下落した場合、利確するかどうかの判断基準は、5MAを陰線で割れるかどうかです。
これを機械的に見てください。
例えばエントリーしてから2日間上昇し、3日目で陰線が出て5MAを割れたとします。
その場合は仮に利益が対してでなくても、少し損が出ていてもポジションを切ってください。
これを機械的にやってください。
そうすればトータルではプラスになっていくはずです。
相場が強い時は連続陽線で上昇していきますし、弱ければすぐに陰線がでます。
なので、すぐに陰線が出て弱くなっているのであれば相場の強さはないので撤退で正解なのです。
エントリー直後に想定外の上下の動き(陰線、陽線)が出るのは珍しくないことです。その中で許容範囲の考え方にをお伝えすると、
例えば買い玉でエントリー後、2日間陽線で上昇し3日目で陰線が出たとします。
この時の陰線が5MAを陰線で割れていなければ無視して我慢して問題ありません。
また、陰線と陽線が交互に出現しても無視して我慢で問題ありません。
大事なのは緯線が出たことではなく5MAを陰線で割るかどうかです。
5MAを陰線で割るまでは我慢していいのです。
「結果的に持ち直すこともある」
状況でも判断を迷わないための考え方(時間軸・許容・一貫性)は、
先程のもお伝えしましたが、利確やポジション撤退の判断はローソク足が5MAを陰線で割れるかどうかです。
勝率を上げたり、利益額を伸ばそうとするともっと使うテクニックはあるのですが、シンプルに利益を追求する場合は、
ローソク足が5MAを陰線で割るまで全て無視することです。
これが判断を迷わせないコツです。
3.WOBで買いで紹介された銘柄でどのタイミングで入ればいいのか?…
陽線3日目に入り、上がると思ったら下落して…
「監視していた銘柄が数日連続で強い動きを見せ、『今からでも間に合うはず』という思いが強まり、途中から保有を始めました。
ところが翌日以降〜翌週は一旦の“息継ぎ”なのか弱い動きが目立ち、あっという間に評価が悪化。
『やっぱり焦って飛びついたのかも…』と反省しました。
後から見ると、一段落しやすい位置や休憩の出やすさを想定できておらず、
自分が待つべき形やタイミングを決めないまま“勢い”に引っ張られていました。
どんな待ち方や確認の仕方をしていれば、無理な“高値掴み”を避けられたんでしょうか?」
- 強い動きが続いた後に起きやすいことを一般論として説明すると、例えば、一気に買いが入り急騰した場合は、利確の売りが入りやすくなります。なので一気に上昇した際に買うのではなく、利確が入り一旦落ち着いた後に入るのが基本となります。
一気に上昇してから買うと上手な投資家はそこで売りをぶつけていますので自分がババを掴まないように意識してください。急騰した銘柄を見たらまず、「ババを掴まないこと」と唱えてください。 - 勢いに飛びつくのではなく、どんな“待ち方”があるかを説明すると、急騰後は利確が入りやすいので一旦相場が落ち着きます。つまり大きく上がった後は、利確が入り、5MAを陰線で割れて下落してくることが多いのです。
再度エントリーできるタイミングが来るのはそのあとです。利確が入り、5MAを陰線で割れて下落し、利確が一巡しう落ち着いたら今度が買いが入り始めます。買いエントリーをしてもいいタイミングは、再度5MAの上に陽線が出たタイミングです。
そこまで待てばいいのです。難しくはないはずです。 - 待つ重要性を伝えすると
エントリーを待つ際に
①急騰
⇩
➁利確が入り調整(5MAを陰線で割れる)
⇩
③再度5MAを陽線で超える
③のタイミングでまだ待って買いエントリーが普通なのですが、
かなり安全に戦いたい場合は、
③のタイミングで2回5MAの上に陽線が出たら買いエントリーするのが安全です。
1回目より2回の方が安全なのです。
今回のような失敗は、むしろ次の成長につながる大事な材料です。
なぜそうなったのかを振り返り、次にどう活かすかを考えることで、
同じ場面でも落ち着いて判断できるようになります。
トレードは積み重ねですから、一歩ずつ着実に磨いていきましょう。
ここで少しお知らせです。
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まずは全7ステップの学習プラン。
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繰り返しになりますが、このブログや公式LINEは学習・情報提供を目的としており、利益や勝率の再現性をお約束するものではありません。
売買にあたってはリスクをご理解のうえ、ご自身の責任で慎重にご判断ください。
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