株タン先生の株トレード相談室〜利確編〜

今回は 『株タン先生の株トレード相談室〜利確編〜』です。

受講生からの相談でダントツ一番多いのが「利確」に関する悩み。
この悩みを放っておくと、利益が積み上がらず、資金も気持ちも不安定になります。

最後まで見れば、出口を先に決めて淡々と従うためのシンプルな利確ルールを持ち帰れます。

Contents

「短期の揺れ」で焦って利確してしまう

買いで入った直後に陰線が出ると、「あれ、間違えたかも」と不安になります。

週末にチャートを見て上向きだと判断してエントリーしたのに、数日たっても伸びずに押し戻されると、我慢すべきか早めに切るべきか迷います。

思惑と逆に少し動いただけで焦りが強くなり、落ち着いて判断できなくなってしまうこともあります。

こうした“短期の揺れ”に振り回されないために、どんな基準で保有を続けるかを決めればよいでしょうか?

陰線が出ても慌てない。—押し目は正常な動き

上昇トレンド中でも、毎日上がり続けることはありません。上がったり下がったりしながら、全体として上に向かいます。
陰線が出ると「やばい、下がった!」と焦りますが、これは正常です。
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まるで階段を登る時、一歩ずつ踏みしめるように、株価も一旦休んでから次に進みます。この休憩が「押し目」です。

陰線1本で慌てて売ると、その後の上昇を逃します。

上がる中で下がるのは自然」。この感覚を持つだけで、無駄な損切りが減ります。

例えば怖い場合は、5MAを陰線で割れたら一旦利確し、再度5MAを陽線で超えたら買いを入れるのは戦略としてはありです。
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5MA(5日移動平均線)に判断を任せる。

5MA=過去5日間の平均価格を示す線です。
判断基準をこの1本のMAに絞ることで、感情が入りません。「少し下がった」「ニュースが悪そう」「なんとなく怖い」という曖昧な理由で売らなくなります。

5MAより上=持ち続ける
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5MAを陰線で割る=買いポジションを利確する。
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このシンプルなルールだけ。

人間は感情で動くと、ほぼ100%間違えます。ルールに任せることが、感情的な揺れから自分を守る唯一の方法です。

5MAを割らなければ静観—ノイズに反応しない。

陰線が出ても、株価が5MAより上にいる限り、上昇トレンドは継続中です。
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「一時的なノイズ(雑音)」と考えて、何もしません。

売らない、買い増さない、ただ見守る。多くの人は、陰線で少し下がっただけで「もっと下がるかも」と不安になって売ります。

でも、5MAより上なら、それは杞憂です。

静観する勇気を持つこと。これが中級者と初心者の差です。

動かないことも、立派な戦略なんです。

週足で方向→日足で行動の順番を守る。

日足だけ見ると、細かい上下に振り回されます。週足を先に見れば、大きな流れが分かります。

手順

①週足で「上昇トレンドか?」確認

②日足で「今、買うタイミングか?」判断。

この順番を守ると、日足の小さな下落に動揺しなくなります。
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週足が上向きなら、日足の陰線は「ただの休憩」と分かるから。

木を見て森を見ず、ではなく、森を見てから木を見る。この順番が迷いを消します。

5MA割り込み=撤退ライン—明確な基準が焦りを消す。

「どこで売ればいいか分からない」から焦ります。

だから、買う前に決めておきます。「5MAを明確に陰線で割ったら買いポジションを利確する」と。

明確に=ローソク足の終値が陰線で5MAより下で終わった時。ヒゲで一瞬割っただけではカウントしません。
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この基準があれば、陰線が出ても「まだ5MAより上だから大丈夫」と冷静でいられます。撤退ラインを決めることは、不安を消すこと。曖昧さが恐怖を生み、明確さが安心を生みます。

ルールがあなたを守ります。

短期の揺れはトレードの常です。5MAを基準に我慢することで、焦りから生じる早すぎる利確を防げます。

ルールを持つことで、感情に流されない落ち着いた判断ができるようになります。

「欲」に打ち勝つ方法

利益が出てくると、「もう少し伸びるかも」って思って、つい利確を後回しにしてしまいます。

上昇の勢いが落ちてきても、「まだ大丈夫かな」と自分に言い聞かせてしまって、結局そのあと下げに巻き込まれることが多いです。
利益をどこで確定するか、いつも迷ってしまって、「引っ張りすぎたかな…」と反省することもよくあります。

欲に振り回されずに冷静に判断するには、どんなタイミングを目安に利確を考えればいいでしょうか?

5MAを陰線で割るまで持ち続ける。

利確タイミングは1つだけ。

5MAを陰線で明確に割った時」。極端に言うと、これ以外の基準は要りません。
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なぜなら、5MAより上にいる限り、上昇トレンドは続いているから。+10%の含み益があっても、+20%でも、5MAを割らなければ持ち続けます。
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「そろそろ利確しようかな」という曖昧な判断をしない。5MAという絶対的な基準に従う。
これで「早すぎた利確」がなくなります。ルールが欲をコントロールしてくれます。

途中の小さな陰線は完全に無視する。

+15%の含み益が出ている時、1日陰線が出て+12%になったとします。「減った!利確すべき?」と焦りますが、無視してください。

5MAより上なら、それはただの休憩。上昇トレンドの中で起きる正常な動きです。
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この小さな陰線で利確すると、その後+30%、+40%と伸びる波を逃します。

途中の揺れに反応しない。5MAを見るだけ。

これができる人だけが、大きな利益を取れます。小さな変化に反応するのは、負ける人の特徴です。

5MA割り込み=トレンド一服のサイン。

株価が5MAを明確に割り込んだ時、これは「勢いが一旦止まった」サインです。
ここで利確を検討します。必ず売る必要はありませんが、「そろそろ終わりかも」と警戒モードに入ります。
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2日連続で5MAの下に陰線なら、一旦の上昇終了の可能性大。この時点で利確すれば、大きな下落から逃れられます。
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天井で売れなくても、大きく取れれば十分。完璧を求めないことが大切です。

天井は狙わない—息切れを確認して降りる。

「最高値で売りたい」と思うと、必ず失敗します。なぜなら、最高値は後から見ないと分からないから。

天井を狙って粘ると、下落に巻き込まれて利益が消えます。+30%あった含み益が+10%に減る悔しさは、想像以上です。

だから「息切れしたら降りる」。

完璧は目指さない。+20%取れれば御の字。+30%なら大成功。

この考え方が、欲を制御します。8合目で満足する勇気を持ちましょう。

ルールを自動化—利益が伸びている時こそ待つ。

+25%の含み益が出ている時、「今売れば確実に利益確定!」という誘惑が来ます。
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でも、5MAより上なら待つ。これがルールの自動化です。

「利益が伸びている=焦らずルールを待つ」この習慣を作れば、欲に負けません。

感情ではなく、ルールに従う。人間の判断は99%間違えます。

でもルールは間違えません。ルールを信じる勇気を持つこと。これが欲を制御し、大きな利益を取る唯一の方法です。

自分を信じず、ルールを信じましょう。

利確は「欲」との戦いです。
5MA割れという客観的基準を持つことで、感情に左右されず安定した結果を得やすくなります。
シンプルなルールを守ることが、結果として利益の最大化につながります。

投資の理解を深める追加情報を公式LINEで配信しています。詳しくは概要欄をご覧ください。

WOBで買いで紹介された銘柄でどのタイミングで入ればいいのか?

…陽線3日目に入り、上がると思ったら下落して…

利確したあとに株価が上がっていくのを見ると、「あ〜、もう少し待てばよかった…」って思ってしまいます。

頭と尻尾はくれてやれ、ってわかっていても、実際に上がるのを見ちゃうと悔しさが残るんですよね。
その気持ちを引きずったまま次のトレードをすると、どうしても判断がブレてしまうことがあります。

こういう“利確後の後悔”をうまく整理して次に活かすには、どんな考え方を持てばいいでしょうか?

ルール通りに動けた=成功トレード

5MAを割ったから買いポジションを利確した。ルール通りです。
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その後株価が上がっても、それは成功トレードです。なぜなら、ルールを守れたから。

完璧な利確(最高値で売ること)は、神様にしかできません。+20%で売って、その後+30%になっても、あなたは間違っていません。

ルールを守った=正解

この考え方を持つだけで、後悔が消えます。

大切なのは「いくら取れたか」ではなく「ルールを守れたか」

これが成長する投資家の思考であり中長期で勝つ投資家の考え方です。

利確後の上昇は追いかけない。

売った後、株価がさらに上がる。「買い戻せば乗れる!」と思いますが、絶対に追いかけないでください。
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それは「自分の想定外のシナリオ」です。

5MAを割ったから売った。その判断は正しかった。

その後の上昇は、あなたの戦略の外。追いかけると、高値で買って損をします。

「見送る勇気」を持つこと。逃した魚は大きく見えますが、次の魚を待てば良いだけ。

追いかけるのは、負ける人の典型的な行動パターンです。
もちろん、再度買うという戦略もあるのですが、最初の内は利確したら次はその銘柄は追いかけず、他の銘柄を探しましょう。

なぜ利確したかをノートに書く。

利確した日に、ノートに書きます。

「2025年10月15日、5MAを割ったから売却。+18%の利益」。
これだけ。感情ではなく、事実だけ。

書くことで「自分はルール通りに動けた」と確認できます。これが感情の後処理です。

書かないと、後悔だけが残ります。書けば、「再現できる判断をした」という自信になります。

ノートは、あなたの成長の記録。1年後に見返すと、どれだけ進歩したかが分かります。

記録は最高の勉強素材です。

再上昇した場合の再エントリー基準

利確後、株価が再び上昇し始めたら、チャンスかもしれません。でも、すぐには飛びつきません。

条件は「5MAの上に陽線が出た時」。これは「売りが一巡して、再び買いが強くなった」サイン
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この条件が揃うまで待ちます。焦って買い戻すと、また下がります。

再エントリーにもルールがある。「もう一度乗りたい」という感情ではなく、チャートのサインを待つ。冷静さが、成功の鍵です。

後悔をデータに変える習慣

毎回、利確の理由をノートに書く。3ヶ月続けると、パターンが見えてきます。

「5MA割れの陰線で利確した10回のうち、8回は正解だった」
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「残り2回は早すぎたけど、損はしていない」。これが再現性のあるデータです。

後悔は感情。データは事実。

ノートに書き続けることで、後悔がデータに変わります。データがあれば、次も同じ判断ができます。

検証する習慣を持つ人だけが、確実に成長します。記録なくして成長なしです。

利確後の後悔は避けられません。大切なのは「再現できる判断」を積み重ねることです。

ルールを守った利確こそが、次の冷静なトレードを支える基礎になります。


今日の内容を実践すれば、出口を先に決めて従う利確が習慣になります。

チャートの位置で手仕舞いを決める。

その繰り返しが、数ヶ月後には売買記録・資金曲線・メンタルの安定として変化が感じられるでしょう。


ここで少しお知らせです。私の公式LINEでは、ノウハウ資料やチェックリストなどを無料配布しています。

では、配布している内容をかんたんにご紹介します。

まずは全7ステップの学習プラン
「何から始め、どの順で身につけるか」をチェックリストで見える化しています。
なお、金額や勝率は相場環境や資金管理で大きく変わるため、数値は学習の目安としてお使いください。


続いて、私自身の過去の成績例と取引プロセスも公開しています。
当時の期間・相場局面・資金規模など、前提条件や証跡を添えて解説します。

また、「練習ではできるのに本番で崩れる…」という方に向けて、3ヶ月を目安に取り組める実践的な練習方法も用意しました。
小さな課題を積み上げ、振り返りフォーマットでご自身の癖を可視化していきます。


あわせて、期待値や損益比の設計にも触れます。
どこで負けを受け入れるかを先に決めておくための考え方です。

魔法の手法はありませんし、損失リスクは常に存在します。

配布物については、以前の有料教材から重要パートを抜粋し、無料の学習資料として一部提供しています。


また、公式LINE登録者向けにKindle書籍の無料配布も行っています。

繰り返しになりますが、この記事や公式LINEは学習・情報提供を目的としており、利益や勝率の再現性をお約束するものではありません。
売買にあたってはリスクをご理解のうえ、ご自身の責任で慎重にご判断ください。

気になる方は、リンクから公式LINEの詳細をチェックしてみてください。

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一緒にマーケットを学びながら、より長くトレードを続けられる力を少しずつ育てていきましょう。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。

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