チャートをシンプルに読み解く、2本の移動平均線

今回のテーマは、「チャートをシンプルに読み解く、2本の移動平均線」です。

上がると思って入ったのに、なぜか逆行してしまう――そんな経験はありませんか。
実は、移動平均線の「本数の多さ」が判断を鈍らせていることがあります。
本動画では、プロが使う“たった2本”の線だけで、迷いを消してトレンドを読み切る方法を解説します。
最後まで見ることで、チャートに張り付かずに安定して利益を積み上げる考え方がつかめます。

Contents

私が行き着いた「2本の移動平均線」

私は長く、複雑な指標をいくつも試しました。
けれども最終的に「移動平均線をどう見るか」だけに戻ったんです。
ここでは、私が実践の中で見つけた“2本の線だけで流れをつかむ基準”をお話しします。

5MAは勢いを、20MAは方向を映す――2本を重ねて「流れ」を見極める

複数の指標を入れて、いろいろなテクニカルシグナルを試して分かったことは最終的にシンプルにした方が勝ちやすいということです。

そして、MA(移動平均線)の中でも更に5MAと20MAにフォーカスし、これらが表す意味を理解すると非常に戦いやすくなります。

相場が強い時は5MAの角度が強くなります。

https://gyazo.com/a72616422a14a92e6ad2e1c30a2a91f7

急角度で上を向いていると思いますが、これが相場が強さを表している合図です。

5MA、20MAだけで戦っても実は非常に戦いやすいのです。

線の傾きがトレンドの体温。上向きなら買い圧力、横ばいなら一旦休憩

チャートを開いた瞬間、5MAが右肩上がりになっている。
これは「今、買いたい人が増えている」という証拠です。直近5日間の平均価格が上がっているということは、相場に勢いがあります。


逆に、20MAが平らに横ばいになっている時
これは「売りたい人と買いたい人が拮抗している」サイン。つまり、レンジ相場。ここでエントリーしても、株価は行ったり来たりするだけです。


私が変わったのは、この「傾き」を見るようになってから。
買いエントリーしたいなら5MAの角度が上を向いている時だけです。たったそれだけで、負けが激減しました。

線の向きは、市場の本音を表しているのです。

両線の距離感(乖離)が広がるほどトレンドが強いと判断できる

実は、株価の大きな波に乗れるかどうか、それは「5MA線と20MAの距離」を見るだけなんです。

2本の線の距離が開いていく時—それは市場が本気で動いている証拠。まるで川の流れが加速するように、値動きの勢いが増している瞬間です。

この「広がり」を見逃さなければ、初心者でも大きなトレンドに乗れます。
逆に線が近づいたら?そろそろ流れが変わるサイン。撤退のタイミングも一目瞭然です。

これが線が離れている瞬間です。
https://gyazo.com/5e0e464c3b9aa5a69411ccf2570eb230

そしてこれが線が近づいている瞬間です。
https://gyazo.com/98977d625f4c925924a6abc09733a226

5と20の移動平均線が絡み始めたら“迷い場面”と考え、仕掛けを控える(安全項目)

このように5MAと20MAが絡み始めたらレンジになりやすくなります。
https://gyazo.com/98977d625f4c925924a6abc09733a226

つまりエントリーしてもレンジになりやすいので利益が乗りにくく損切になりやすいのです。
その為、このMAの絡みを見たらエントリーをやめて、待つか他の銘柄で戦うのが良いと思います。

私自身、複数線を並べるより「2本の関係」を深く観察したほうが精度が高まった

MAの線が多いと何が起こるかというと、別のMAが邪魔してエントリーできなくなる現状が起こります。
例えば本当は空売りエントリーしたいのでまだ下に60MAがあるから、まだ100MAがあるからとずるずる我慢してしまう含み損を抱えてしまいます。
https://gyazo.com/ea7b601ae73b310d8c643efab634cd05

MAを5と20の2本にすることによってこのような弊害を排除することができるのです。


具体的なエピソード】
以前の私のチャートは、インジケーターだらけでした。
MACD、RSI、ボリンジャーバンド、ストキャスティクス…画面が線だらけで、どれを信じればいいのか分からない。

で、あるとき気づいたんです。
「勝ててる時って、結局MAしか見てないな」って。
それで全部消してみたんですよ。残したのは5MAと20MAだけ。


すると、驚くことが起きました。判断が速くなった。迷わなくなった。

そして、勝率が上がったんです。

5MAは短期の勢い、20MAは中期のトレンド。

この2本だけで、相場の本質は全部見えるんですよ。


複雑なインジケーターは、実は「安心材料」が欲しいだけだったんです。でも、相場で勝つのに必要なのは、安心じゃなくて「シンプルな判断基準」。
勝つ人はいつもシンプルなんです。



移動平均線を“方向と勢いのバランスを見る道具”として扱うことで、相場が整理されます。
迷いを減らす最初の一歩は、複雑さを削ぎ落とすことから始まります。

2本の線がそろう瞬間

私はトレードの中で「入るタイミング」を最も慎重に見ています。
エントリーポイントは“線の関係性”で自然に現れます。
この章では、5MAと20MAの動きから実際の仕掛けタイミングを導く考え方を解説します。

ステップ①

方向を確認する(週足で20週MAが上向き/日足の20MAも上向きなら買い方向を優先)

なぜこれが重要か?

大きな波と小さな波、両方が同じ方向を向いている時—それは市場全体が「本気」で動いている証拠です。

台風の中を逆走する人はいません。同じように、大きな流れに逆らって勝とうとするのは自殺行為。

週足、日足の2つの時間軸が揃った瞬間だけエントリーすれば、勝率は驚くほど上がります。

この確認を怠ると、どんなテクニックも無意味になります。方向確認—これが全ての始まりです。

ステップ②

押し目を待つ(価格が20MA線まで戻り、5MAが横ばい〜上向きに転じる場面を待つ)

なぜ待つべきか?

高値で飛びつくのは初心者の典型的な失敗パターン。

でも、プロは違います。一度休憩して力を溜めた価格が、再び走り出す瞬間を待つのです。

まるで陸上選手がスタート前に屈むように、この「溜め」の瞬間こそが最高のエントリーポイント。焦って高値掴みすれば含み損、冷静に押し目を待てば利益

この差が、勝者と敗者を分けます。待てる人だけが、市場で生き残れるのです。

ステップ③

線の再接近

→再拡散を確認する(5MAが20MAに近づいた後、再び離れ始めた瞬間がエントリーの目安)

なぜこの瞬間なのか?

2本の線が近づく—これは「エンジン充電中」のサイン。そして再び離れ始める瞬間、それは「発射」の合図です。

休んだ後のロケットは、さらに高く飛びます。この再拡散を確認せずにエントリーすると、まだ下落中の価格を掴んでしまう危険性があります。

逆に、この瞬間を捉えた人は、次の大きな上昇波の「最前列」に座れる。

たった数分の確認作業が、利益を何倍にも変えるのです。

ステップ④

ローソクの確定で判断する(5MA上で陽線が確定したら1本分の値動き後に仕掛けを検討)

なぜ確定を待つのか?

市場は嘘をつきます。一瞬上がったと見せかけて、急落することもある。

でも、ローソク1本が確定した瞬間—それは市場の「本気」の証明書です。

この確認を怠ると、偽物のシグナルに踊らされ、大損します。

たった数分〜数時間の我慢。それだけで「だまし」を避け、本物のチャンスだけを掴める。

焦りは損失を生み、冷静さは利益を生む。プロが必ず守る、この最後の確認作業を忘れないでください。

安全項目

線の傾きが反転していないか確認し、方向が揃わない場合は見送り。

なぜ見送るべきか?

どんなに魅力的に見えても、信号が「赤」なら止まるべき。線の傾きがバラバラ。

それは市場が迷っている証拠です。

迷いの中でエントリーするのはギャンブル。プロは「勝てる勝負」だけを選びます。

見送る勇気こそが、あなたの資産を守る最強の盾。無理に仕掛けて負けるより、次のチャンスを待つ方が100倍賢いです。

勝つことより、負けないこと。これが投資で勝ちを積み重ねる秘訣です。


【具体的なエピソード】
ある銘柄が調整局面に入っていました。
5MAは横ばいから、やや下向き。多くの人が「もう終わりだ」と手を引いていく中、私は静かに見守っていたんです。

そして銘柄監視の3日目の午後。
5MAが、わずかに上を向き始めた。角度はまだ緩やか。でも、確実に変化が起きている。
5MAの上に陽線が確定。その瞬間、エントリーしました。

翌日から株価は一気に上昇。+9%で利確。

5MAが変化したタイミングこそが、仕込み場になります。



なぜ勝てたのか。
それは「5MAの向きが変わる瞬間」が、相場の流れが変わるサインだと知っていたから。

『待ち』、『監視』ができれば良いエントリータイミングは合わせられます。

エントリーは「線を追う」のではなく、「線の関係が整った瞬間」を捉えることです。
この順番を守るだけで、無理なエントリーはほとんどなくなります。

投資の理解を深める追加情報を公式LINEで配信しています。

移動平均線が示す“出口サイン”

多くの人は“入ること”ばかり意識しますが、
私は「線の傾きが変わる瞬間」を“出るための合図”として重視しています。

この章では、移動平均線から見える“終わりのサイン”を共有します。

5MAが20MAに“近づきながら横ばい”になると、勢いが鈍化しているサイン

なぜそうなるのか?


加速していた車がブレーキを踏み始めた状態です。5MAが横ばいということは、短期的な買いの勢いが失速している証拠。

そして20MAに近づくのは、上昇トレンドの「燃料切れ」が近いサイン。

このまま持ち続けると、利益が消える可能性が高い。プロはこの瞬間を見逃しません。まだ含み益があるうちに逃げる準備を始めるのです。

気づかない人は、利益が損失に変わるまで持ち続けてしまいます。

価格が20MAを割り込んだまま戻れないときは、トレンドの終盤

なぜそうなるのか?


20MAは「サポートライン」、つまり価格の支え。そこを割って戻れないのは、支えが崩れた証拠です。

まるで橋が壊れて、もう渡れなくなったような状態。これは市場が「もう上がらない」と判断し始めたサイン。

ここから持ち続けても、さらなる下落に巻き込まれるだけ。

初心者は「また戻るかも」と期待して塩漬けにしますが、一旦の下落だと判断するのがいいですね。

損切りの勇気が、次の勝利を生むのです。

5MA、20MAが絡み合い始めたら「持ち続けずに一部利確」を検討する(安全項目)

2本の線が絡み合う—これは市場が「迷っている」状態。上がるか下がるか、誰にも分からない混沌の始まりです。こんな時に全力で持ち続けるのは、目隠しをして綱渡りするようなもの。

迷ってしまう時にポジションを持つと長期間レンジ中にポジションを持たないといけないくなるのでストレスもかかりますし、資金も拘束されるのでお勧めしません。

線が再び整うまでは新しいポジションを取らない

なぜ待つべきか?

MAが乱れている=トレンドが出ない証拠。こんな時にエントリーするのは、嵐の海に飛び込むようなもので、勝てる確率は極めて低いです。

プロは「戦わない勇気」を持っています。線が再び綺麗に並ぶまで、じっと待つのです。その間、他の銘柄を探してもいいのですが、混乱した相場では絶対に勝負してはいけません。

この我慢が、長期的な勝率を上げていきます。勝負しないことも、立派な戦略なのです。

終わりを察知することで、次のトレンドへの切り替えがスムーズになる

一つの恋愛が終わったら、次の出会いを探すと思いますが、投資も同じです。

終わったトレンドにしがみついても、時間とお金の無駄になります。

でも、終わりを早く察知できれば、すぐに次のチャンスに資金を移せます。プロが常に勝ち続ける秘密の1つはこれで、一つの銘柄に執着せず、常に「次の波」を探しているからです。

終わった銘柄はもう気にせず次の銘柄に行きましょう。


【具体的なエピソード】
<ご自身の経験で、移動平均線の傾き変化を根拠に早めの利確で利益を守れた事例を紹介してください>

保有株が+20%まで伸びていました。
「もっと上がるかも」という欲が頭をよぎる。でも、チャートを見ると違和感があったんです。
5MAの角度が、明らかに緩くなっている。
https://gyazo.com/025af326b838c5b1a70f8ec528bbc799

上向きは上向きなんですよ。でも、勢いが弱まってる。この微妙な変化が、何かを教えてくれている気がして。
迷いました。正直、まだ持っていたかった。
でも、線を信じて利確しました。

翌日から株価は急落。-8%、-12%…あのまま持っていたら、利益の大半を失っていたでしょう。



その時、理解したんです。

利益を「増やす」より、利益を「守る」方が大事だって。

5MAの傾きが緩んだ瞬間、それは市場が「そろそろ休憩」と囁いているサインなんです。
欲張らない。MAの角度の変化を素直に受け入れる。
それだけで、あなたの利益は守られます。


移動平均線はトレンドの“入口”だけでなく、“出口”も教えてくれます。
線の変化に気づく感覚を磨けば、トレードの安定感は大きく変わります。

今⽇の内容を実践すれば、複雑な情報に振り回されず、たった2本の移動平均線から相場の流れをつかむ力が育っていきます。
線の関係性を丁寧に読むほど、無理なエントリーが減り、判断の軸が自然に整います。


仕上げに、今から5分だけ時間をとって
5MAと20MAの2本をチャートに設定し、流れと傾きを確認してみるのもいいでしょう!

ここで少しお知らせです。私の公式LINEでは、ノウハウ資料やチェックリストなどを無料配布しています。

では、配布している内容をかんたんにご紹介します。

まずは全7ステップの学習プラン
「何から始め、どの順で身につけるか」をチェックリストで見える化しています。
なお、金額や勝率は相場環境や資金管理で大きく変わるため、数値は学習の目安としてお使いください。


続いて、私自身の過去の成績例と取引プロセスも公開しています。
当時の期間・相場局面・資金規模など、前提条件や証跡を添えて解説します。

また、「練習ではできるのに本番で崩れる…」という方に向けて、3ヶ月を目安に取り組める実践的な練習方法も用意しました。
小さな課題を積み上げ、振り返りフォーマットでご自身の癖を可視化していきます。


あわせて、期待値や損益比の設計にも触れます。
どこで負けを受け入れるかを先に決めておくための考え方です。

魔法の手法はありませんし、損失リスクは常に存在します。

配布物については、以前の有料教材から重要パートを抜粋し、無料の学習資料として一部提供しています。


また、公式LINE登録者向けにKindle書籍の無料配布も行っています。
内容や配布の有無・期間は随時更新されますので、最新情報はリンクをご確認ください。

繰り返しになりますが、
この記事や公式LINEは学習・情報提供を目的としており、利益や勝率の再現性をお約束するものではありません。
売買にあたってはリスクをご理解のうえ、ご自身の責任で慎重にご判断ください。

気になる方は、リンクから公式LINEの詳細をチェックしてみてください。

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